TTM-PT’s blog

頭痛について少しマニアックに攻めていきます💓頭痛に苦しんでいる方が少しでも改善できたら嬉しいです!

頭痛に関するあれこれ ”8”

みなさんこんばんは&遅くなりましたが、明けましておめでとうございます😆

今年もよろしくお願いします!

 

前回クリスマスイブに投稿して以来なので、かなり時間が経ってしまいました💦

 

 

これを読んでいる人の中には年末年始の暴飲暴食や、生活リズムの乱れから頭痛が出た人もいるのではないでしょうか?

ちょっとしたことが引き金となって頭痛が出てしまうこともあるので、人間って面白いですよね😋

 

それでは今回も張り切っていきましょう! 

 

 

 

 

 

はじめに

 

まずは前回の復習をしていきましょう👍

 

…と言っても前回はセロトニンを効率よく摂取する食事メニューの紹介でしたね笑

 

・チリコンカン

・鯖味噌

・長いものグリル

 

の3種です。

なのでメニューが見たい方は見直してね💓

 

皆さんは頭痛が出た時には『薬を飲む』がファーストチョイスの方が多いのではないでしょうか?

飲んでいる薬は本当にその頭痛の種類にあったモノをちゃんと選んで(考えて)飲んでいるという人は少なそうな気がします😮

 

今回は予定通り薬について書いていきたいと思います。

 

 

薬の種類

 

先ほども書きましたが、頭痛が出たときは第一選択肢として薬を飲むという方がほとんどだと思います。

一口に頭痛薬と言ってもかなりの種類があります!

市販薬をザラっと挙げると

 

・イブ(エスエス製薬)

ロキソニン第一三共ヘルスケア

バファリン(ライオン)

・リングルアイビー(佐藤製薬

ナロンエース大正製薬

タイレノール(武田コンシューマーヘルスケア)

・和漢箋キアガード(ロート製薬

エキセドリン(ライオン)

・ロキソプロフェン(セントラル製薬)

 

などなど…

どれも聞いたことある、もしくは飲んだことがある、これを常備しているという方が大半ではないでしょうか?

イブを例に挙げても、イブクイック頭痛薬、イブクイック頭痛薬DX、イブA錠、など種類も多数あります💊

 

ここで考えなきゃいけないのが、含まれている成分ですよね♪

先ほど例に挙げたイブの場合はいろんな種類が出ていますが、基本となっているのは、イブプロフェンという成分です。

聞いたことある成分ですね😆

 

しかし!!

 

バファリン!!

 

これが少し手強く、種類もいろいろありまして

EX、A、ライト、プレミアム、ルナi、ルナJ などなど…

 

ご自身の症状にあったモノを使い終わった後、また買いたいと思うあなた👉

ちゃんとどれを買ったか覚えておかないと、

 

主成分がそれぞれ違うんです😱

 

なので値段だけで 買ってしまわないように注意が必要です笑

 

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バファリンについてちょっとまとめてみました👆

 

同じような商品名なのにこんなに中身が違うとは調べるまで知りませんでした😮

間違えて買ってしまう人普通にいそうですよね笑

  

 

それではここからそれぞれの成分について解説していきたいのですが、その前にまずこの先登場してくる用語について簡単に説明していきますね♪

 

NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)

Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug の略

 

読んで字のごとくステロイドじゃない消炎鎮痛薬です笑

 

代表的なものに

 

アセチルサリチル酸アスピリンバファリン

イブプロフェン(イブ)

ロキソプロフェンロキソニン

ジクロフェナクボルタレン

 

があります。()内は主な商品名

 

種類は違えど、このNSAIDs達は末梢神経から中枢神経への経路に対して鎮痛作用を発揮します。

 

例えば…

 

  1. 頭痛が起こる
  2. 硬膜の末梢血管、末梢神経で炎症
  3. アラキドン酸遊離・上昇
  4. シクロオキシゲナーゼ(COX)を介しプロスタグランジン活性化

 

※アラキドン酸:脳に多く存在する細胞膜中のリン脂質。必須脂肪酸。細胞間のシグナル伝達におけるセカンドメッセンジャー

※シクロオキシゲナーゼ: アラキドン酸を代謝する過程に関与する酵素

※プロスタグランジン:炎症や浮腫を増悪させる物質。

 

分かりにくいかもですが、この時の4番目に当たるシクロオキシゲナーゼ(COX)を抑制する薬物として開発されたのです!

ここが抑制されれば炎症の増悪は防げますよね♪

 

しかし!

 

これは薬ということを忘れてはいけませんね…

もちろん狙った効果以外の効果(副作用)が付き物ですよね💦

 

COXには1、2が存在しており、COX-1の重要な役割としてPGE1という物質が産生されるのですが、これは胃粘膜の血流を増加させ保護する役割を担っているのです。

胃粘膜保護まで阻害したら消化管出血や胃潰瘍なります😱

 

胃潰瘍は痛いよう(言いたかっただけ👈😎笑)

 

『じゃぁCOX-2だけ阻害したらええやん?』

って事になったようです。まぁ当然でてきそうな発想ですね。

 

ここで登場したのが、炎症組織に発現しているCOX-2の活性のみを抑制するセレコキシブ(商品名:セレコックス錠 等)です。

聞いたことある方もいると思います。

 

これで一件落着💓

とはいきませんでした💔

 

COX-2には血管拡張作用、血小板凝集を防ぐ作用がある

のに対して、

COX-1には血管収縮、血小板凝集作用がある

 

気付いた人✋

正解です!

 

COX-2は抑制されているので血管収縮と血小板凝集が加速します。

 

結果として血栓症リスクを高めることになりました😰

 

そのため、米国ではロフェコキシブという薬が発売中止となったようです。

 

なかなか上手いこといかないものなんですね💦

 

 

 

すいません…NSAIDsだけでこんなに長くなってしまった…😱

 

 

おわりに

 

投稿間隔も中身も全然予定通りにいかない今日この頃…

 

今月中にこの続きを投稿しますので、よろしくお願いします!

 

それではみなさんごきげんよう