頭痛に関するあれこれ ”9”
みなさんこんばんは。理学療法士のTTMです😃
先月中に投稿予定でしたが過ぎてしまいました💦
さて、『コロナウイルス👿』よりも『桜を見る会🌸』の話題で盛り上がっている国会ですが、いかがお過ごしでしょうか?
こんな平和な頭の中した国会に頭が痛くなった人必見です笑
ちなみに2月2日は頭痛の日らしいです🙄
それでは今回も張り切っていきましょう!
はじめに
前回の話で出てきたNSAIDsですが読み方は『エヌセイズ』です。なんて読むか分からなかった方すいませんでした💦
気を取り直して前回の復習から参りましょう♪
・市販薬の種類(紹介)
・NSAIDs(代表的なもの:アセチルサリチル酸、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナク 等)
・NSAIDsは末梢神経から中枢神経への経路に対して鎮痛作用を発揮する(シクロオキシゲナーゼ(COX)を抑制する)
・COX-1は血管収縮、血小板凝集作用がある。
・COX-2は血管拡張、血小板凝集を防ぐ作用がある。
前回の内容思い出しましたか?忘れた方は見直してね💓
今回は前回サラッと名前だけ紹介した主なNSAIDsの成分について解説していきますね👍
薬の種類
アセチルサリチル酸(アスピリン)
acetylsalicylic acid (aspirin)
代表的な消炎鎮痛剤のひとつで、NSAIDsの代名詞とも言うべき存在。
本来は柳の樹皮から採れるハーブ系の薬剤の一種で、いつ頃から使用されていたかと言うと、紀元前400年頃まで遡るんです!
かの有名なヒポクラテスが柳に鎮痛効果があることを突き止めて、柳の葉や樹皮から抽出した飲み物を服用していたそうです😮
ホントかどうかはまだ私は生まれてないので知りませんが笑
世に出回ったのは1899年3月6日で、ドイツのバイエル社が名付けた「アスピリン」として商標登録されました。
が、
第一次世界大戦のドイツ敗戦で連合国によって商標が取り上げられてしまい、一般名としても使われるようになったのです。
ちなみにアスピリンは「ピリン」が付いていますが、
ピリン系とは関係なく
酸性NSAIDsのサリチル酸系に分類されます🙄
さて、前回少し触れたシクロオキシゲナーゼ(COX)を覚えていますか?
アスピリンはCOX-1/COX-2に対して阻害作用を持っています。
COX-1は血小板凝集作用がありますが、投与量によって血栓形成効果が減弱されたり、増強されたりするんです💡
これを
『アスピリン・ジレンマ(aspirin dilemma)』
と言います。
低用量(成人で81~100㎎/day程度)で使用すると血栓・塞栓症に対して予防的に働きます。
また、血小板に作用して二次凝集を抑制するようです。
反対に大用量で使用すると抗血栓作用が失われてしまいます💦
ここまで読み進めてくれた方、ありがとうございます笑
薬のことを全く知らず、調べながら書いていて、結局何が言いたいか着地地点を見失いそうになってしまいました😰
これは『頭痛』についてのことを書いているのです笑
結局頭痛にアスピリンはどうなんだ?
ってことですね。
(Over The Counter の略。医師処方の医療用医薬品ではなく、対面販売で買える一般用医療品のこと)
は、もっとも一般的な緊張型頭痛には効果的であるものの、片頭痛に対しては、どうやらあまり期待はできないようです😩
とは言っても、片頭痛治療の第一選択肢として用いられています!
アスピリン単独使用というよりも
の合剤は片頭痛が始まったとき(初期段階で)止めるのに効果的なようです。
有名どころのOTC鎮痛薬を色々調べてみましたが、
アスピリンとカフェイン
アセトアミノフェンとカフェイン
というような組み合わせはいくつか見つかったのですが、この3つがすべて揃っている物は見つけられませんでした💦
医師の処方ではあるかもですが、もしかしたら日本ではOTC鎮痛薬としてはないのかな🙄?
何とも言えないので分かり次第お知らせしますね👍
おわりに
一気に行ってしまいたかったのですが、なんやかんやで1種類ずつの投稿になってしまいそうです😱
そして気付いた事は、薬剤師はすごいということです笑
理学療法士になるのにここまで深い薬の知識は勉強しませんからね😭
次回は
イブプロフェン、ロキソプロフェンのプロピオン酸系
について書いていこうと思います。
それではみなさんまた次回お会いしましょう✋