TTM-PT’s blog

頭痛について少しマニアックに攻めていきます💓頭痛に苦しんでいる方が少しでも改善できたら嬉しいです!

~頭痛に関するアレコレ~

 

 

みなさんはじめまして。理学療法士TTMと申します。

 

⭐ 初投稿 ⭐ となっております。出会えた方ラッキーかもしれません😁笑

PCで作成したのでスマホなどの端末では読みづらい部分もあると思いますが、

今後の改善していきますので伸びしろと思って見てやってください♪

 

 一般の方はもちろん専門職の方まで読んでいただけるよう、少しマニアックなサイトにしていく予定ですので、継続して見ていただければと思います🙏

 

 それでは早速いってみましょう!

 

  • はじめに

     

     この記事を読まれている方で「頭痛」って何?って思った方はたぶん一人もいないと思います。我が国の頭痛に悩んでいる方は、3000万~4000万人に及ぶと言われており、自分はなくても家族や友人が頭痛持ちという方がほとんどではないでしょうか🤔

     これだけ多数の方がいるにも関わらず、受診される方ってほとんどいないですよね。実際に69.4%の方は一度も受診したことがないとの報告もあるようです。日本人は我慢強いと言うか、病気という認識の低さや、頭痛くらいで…といった軽視する風潮があるようです🤨とは言っても、頭痛の度に受診はしたくないですよね💦

     医療職である私もできる限り受診はしたくないと考えており、自宅で出来る軽減予防はないかと考え、このブログを立ち上げました⭐

     

  • 頭痛の種類

     

     片頭痛緊張型頭痛群発頭痛、などが有名ですが、国際的な診断基準ではなんと268種類に分けられています!

     

     ・第1部 一次性頭痛:4分類(45サブタイプ)

     ・第2部 二次性頭痛:8分類(120サブタイプ)

     ・第3部 頭部神経痛.中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛:2分類(29サブタイプ)

     ・付録(31サブタイプ)

                     ※ *1

     

    となっています😊  

     

    全ての頭痛は主要なグループに分類され、さらに1,2,3の階層に分類され、それぞれ頭痛のタイプサブタイプサブフォーに細分化されます。 

                                        

    こんなに分けられてるなんて、私も知りませんでした笑

     

    ちなみに一次性頭痛の4分類は、先に挙げた3つ (正確には群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛)+ その他の一次性頭痛で構成されています。 

     

    以上をザックリまとめますと、

    一次性頭痛(機能性頭痛)は他の病気によらず頭痛発作を繰り返す慢性頭痛

    二次性頭痛(症候性頭痛)は脳や頭部の病気の症状として起こっている頭痛

    となります。

     

    これだけ頭痛の種類があるわけですから、もちろん種類によって対処法は様々です。今回は第1部の1.片頭痛についてお話していきます🤠

    この頭痛場合は、良かれと思ってゆっくり入浴でもしようものなら大変なことに

    なるかもしれません…🤢

     

     

 

 【 症状・特徴 】

 

    ・840万人を上回ると推定されている

   ・大半は思春期中高年女性

   ・こめかみに脈打つ痛み

   ・4時間72時間持続

   ・動く(姿勢を変える等)と悪化

   ・光・音・匂いに敏感に反応

  

 一般的に言われているものをザっと挙げてみました😊

 私は現在片頭痛持ちではないのですが、20歳前後の頃このような症状が出ていた

 のを思い出します。

  

 【 診断基準 】

 

1.前兆のない片頭痛

  A. B~Dを満たす頭痛発生が5回以上ある

  B. 頭痛の持続時間は4~72時間(未治療もしくは治療の効果がない場合)

  C. 頭痛は以下の特徴の少なくとも2項目を満たす

    1.片側性

    2.拍動性

    3.中等度~重度の頭痛

    4.日常的な動作により頭痛が増悪する。あるいは頭痛のために日常的な

      動作を避ける

  D. 頭痛発作中に少なくとも以下の1項目を満たす

    1.悪心または嘔吐(あるいはその両方)

    2.光過敏および音過敏

  E. その他の疾患によらない

 

 ほとんど先ほど挙げた主な症状と同じですね🤪

 当てはまる方いらっしゃいませんか?

 

2.前兆のある片頭痛  

  A. Bを満たす頭痛が2回以上ある

  B. 頭痛の前兆がサブフォーム1.2.1~1.2.6(下の表1)のいずれかの診断基準

    項目BおよびCをみたす

  C. その他の疾患によらない

 f:id:TTM-PT:20191002005801j:plain

 

 SSの表が汚くてごめんなさい🙏きれいなやり方勉強しときます笑

 この前兆のあるパターンの診断基準はご自身での判断は少し難しいですね😵

 ちなみに頭痛専門医を受診した場合はサブフォーまでちゃんと調べてくれます。 

 その他にも診断基準はあるのですが、さらにややこしくなるので、とりあえず上記の

 2つだけ取り上げてみました。

  

 【病態生理】

 

 残念ながら、いまだ確定的な機序は分かっていません💦脳血管や三叉神経終末由来

 とする末梢起源説脳幹由来とする中枢起源説脱分極説両方関与している

 統合理論などが提唱されており、決着はついていないようです😭

 とは言うものの、それらの引き金になっているのは身体的精神的ストレス

 大きく関わっているようです👍

 過度なストレスを受けると、血中の血小板から神経伝達物質セロトニン*2が大量に

 放出されます。これが低下すると、心のバランスを保つことが難しくなり、うつ病

 睡眠障害に陥りやすくなってしまいます。

 

 それぞれの病態生理の理論については次回説明していきます!

 

 

  • 終わりに

    一口に頭痛と言っても様々な種類や症状があります。『自分はどれに当てはまるのか』『どのようなときになるのか』『どうしたら軽快するのか』『どのくらいの時間症状が続くのか』などを書き留めておくことも重要になってきます。

    そのあたりも含め次回以降に掲載していく予定です。

    それでは皆さん最後までご覧いただきありがとうございました🙏

*1:国際頭痛分類第2版 ICHD-Ⅱの頭痛分類より

*2:セロトニン:脳内で働く神経伝達物質で、精神安定睡眠の質感情のコントロールに関与しています。